縁起
甘南美寺について
本尊観世音像は往昔、高阿弥、那智阿弥夫妻の行者 伊勢太廟に参籠する事一千日、満願の日、宮川のほとりにて此の本尊を授けられたが、夢想の霊験により当地に来り釜ヶ谷の山頂に安置した。降って天文年中尊像眉間の毫光煌灼として遠く伊勢の海底を射毎夜波心昼の如く漁人その業を失ったので、油田壱町歩を寄進し、坊舎の移転を懇請したため、山麓の現地に移し禅院に改めたとある。寺号の「甘南美」は神なばり、神のまします山に起因した神奈備を根拠としたものと考えられる。創建の詳細ははっきりしない。
見所
甘南美寺の桜
当山は伊自良湖に隣接し、春は桜、特に境内には県指定の天然記念物「甘南美寺の桜」樹齢350年 エドヒガンザクラが、又秋は、楓・花の木の紅葉が楽しめる。尚、本尊は秘佛について拝観は出来ない。
アクセス
【車の場合】美濃ICより40分、高富経由で伊自良に至る。または岐阜羽島ICより黒野を経て60分。「伊自良湖」の案内に従う。駐車場あり。大型車2台、普通車30台可。電話: 0581-36-3805 住所: 山県市長滝27-11
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