縁起
清水寺について
承和五年(838)僧良敏が記した「清水寺縁起」によると、大同三年(808)坂上田村麻呂将軍が開基、僧延鎮が開山と伝えられる。延鎮は大和の小島寺の名僧であったが観世音のお告げにより、京都音羽山に幽棲していた。坂上田村麻呂将軍と会い、東山に伽藍を建立した。かの有名な京都清水寺である。後に延鎮は行叡居士を慕って東国に向かい、美濃路に入ると東北に金光が輝くのを見て、加茂郡加治田白華山に辿り着く。そこで行叡居士と再会、坂上田村麻呂に外護を蒙り、寺を創建して、白華山清水寺と号した。
見所
国重要文化財
国重要文化財に指定されている本尊十一面観音は結跏趺坐の座像である。像高九二糎、総高一五二糎、桧材の一木造りで平安後期の作である。 姿は彫眼、胴は細くしまり、厚い膝は安定感を示している。
アクセス
【車の場合】東海北陸自動車道・関ICより20分。駐車場あり。普通車10台可。東海環状自動車道・富加関IC、美濃加茂ICより10分。電話: 0574-54-3645(井戸宅) 住所: 加茂郡富加町加治田985
お待ちしております。