縁起
龍福寺について
龍福寺は永禄七年(1564)恩田右馬尉吉久が花厳院と称した古刹を再興、広見長春寺より高安和尚を迎え開山した。正保元年(1644)秀国和尚が堂宇を復興して龍福寺と改め、承応元年(1652)観音堂も再建した。この観音堂に三十三体の観音像があり、次の縁起がある。戦国時代、西国巡礼一行の中に陸奥の土豪恩田八郎の娘があり、これを目にした土岐の家臣、佐藤石見守が側女として迎え、数年後、男子を出産した。これが後の恩田右馬尉吉久である。吉久が三十三体の観音像を観音堂に安置したと伝えられている。
見所
春日局ゆかりの寺
龍福寺の霊苑に碑高九十センチほどの自然石に「麟祥院殿仁淵了義尼大姉淑霊」と刻まれた碑がある。この碑は、かの有名な春日局の戒名である。
アクセス
【車の場合東海北陸自動車道・美濃ICより15分、東海環状自動車道・関広見ICより7分。駐車場あり。電話: 0575-46-3006 住所: 関市武芸川町平462
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