縁起
東光寺について
開山は東陽英朝、創建は弟子の希雲楚見である。伝承では、華翁頼瞬という人が、独り座禅に励んでいたある日、雷鳴と共に一瞬あたりが真っ暗になり、傍にあった池から龍が現れ境内に聳える松をよじて雲もろとも昇天するという奇瑞を経験する。その顛末を希雲に告げると、「『凡そ龍の現ずるところ、その地は必ず霊地である』と古来より言う。もしこの地でわが門の道場をはじめたならば正法永く伝えて興隆することであろう。」と云われ、この地を師に寄進。希雲和尚は一宇の禅刹を建て、「東光寺」と命名した。
見所
禅の古刹
屋根は檜皮葺。方丈のご本尊聖観世音菩薩は江戸初期の作。境内南に位置する高台には経堂が聳える。輪蔵形式の経蔵で、宝暦年間(1751~1764年)に建立、すでに250年を経ている。中に黄檗版一切経が収められている。
アクセス
【車の場合】国道256号線からは高富警察署前の交差点を西へ、四辻の信号を右折、東光口のバス停左折直進。駐車場あり。電話: 0581-36-3005 住所: 山県市小倉618-41
お待ちしております。